2011年 08月 11日
華麗なる恋の舞台で |
1938年のロンドン。演劇界のトップ女優ジュリア・ランバートは20年来の夫で興行主兼舞台監督のマイケルと何不自由のない生活を送っていたが、変化のない生活に不満がたまり、親子ほど年下のアメリカ人青年トムに出会うと恋に落ちてしまう。恋に酔い、輝くジュリアだったが、トムはすぐに若い女に心変わりしてしまった・・・。
これは酸いも甘いもかみわけた大人のための映画ですなあ。経験豊富で、まだ美貌も色香も残ってはいるけれど、衰退の影が忍び寄っている女の自己満足、不安、焦りをアネット・ベニングは実によく演じています。彼女の名前はプレイボーイのウォーレン・ベイティを手なずけた女性ということでしか認識していなかったのですが、今回初めてこういう女優さんだったのか、と見直しました。イギリス英語もちゃんとマスターしています。
若い男にいいように手玉にとられてしまうジュリアが痛々しくて、つらくて見ていられないシーンもあるのですが、それが後半にきて「うっわあ!」と驚く、胸のすく展開に。普通だったら底意地が悪いと思えてしまうはずなのが逆に拍手をしたくなるほど爽快に感じられるのは、それだけジュリアに感情移入できていたからなんでしょうね。
付き人のエヴィを演じたジュリエット・スティーヴンソンは「ムーンプリンセス 秘密の館とまぼろしの白馬」でガヴァネス役だった人だ。フランシス・マクドーマンドに似た、いい味もってる女優さんです。この人が出てると作品にプラスアルファが出る気がする。
原題:Being Julia(2004)
上映時間:104 分
製作国:アメリカ
監督:イシュトヴァン・サボー
出演:アネット・ベニング、ジェレミー・アイアンズ、マイケル・ガンボン、ブルース・グリーンウッド、ミリアム・マーゴリーズ、ジュリエット・スティーヴンソン、ショーン・エヴァンス、ルーシー・パンチ、モーリー・チェイキン、シーラ・マッカーシー、ローズマリー・ハリス、トム・スターリッジ、リタ・トゥシンハム、リー・ローソンほか。
これは酸いも甘いもかみわけた大人のための映画ですなあ。経験豊富で、まだ美貌も色香も残ってはいるけれど、衰退の影が忍び寄っている女の自己満足、不安、焦りをアネット・ベニングは実によく演じています。彼女の名前はプレイボーイのウォーレン・ベイティを手なずけた女性ということでしか認識していなかったのですが、今回初めてこういう女優さんだったのか、と見直しました。イギリス英語もちゃんとマスターしています。
若い男にいいように手玉にとられてしまうジュリアが痛々しくて、つらくて見ていられないシーンもあるのですが、それが後半にきて「うっわあ!」と驚く、胸のすく展開に。普通だったら底意地が悪いと思えてしまうはずなのが逆に拍手をしたくなるほど爽快に感じられるのは、それだけジュリアに感情移入できていたからなんでしょうね。
付き人のエヴィを演じたジュリエット・スティーヴンソンは「ムーンプリンセス 秘密の館とまぼろしの白馬」でガヴァネス役だった人だ。フランシス・マクドーマンドに似た、いい味もってる女優さんです。この人が出てると作品にプラスアルファが出る気がする。
原題:Being Julia(2004)
上映時間:104 分
製作国:アメリカ
監督:イシュトヴァン・サボー
出演:アネット・ベニング、ジェレミー・アイアンズ、マイケル・ガンボン、ブルース・グリーンウッド、ミリアム・マーゴリーズ、ジュリエット・スティーヴンソン、ショーン・エヴァンス、ルーシー・パンチ、モーリー・チェイキン、シーラ・マッカーシー、ローズマリー・ハリス、トム・スターリッジ、リタ・トゥシンハム、リー・ローソンほか。
by timeturner
| 2011-08-11 20:45
| 映画
|
Comments(0)