2011年 05月 23日
森 茉莉―贅沢貧乏暮らし |
ユニークな性格と本当に気に入ったものだけを身の回りに置いて貧乏ながらも贅沢に暮らした森 茉莉の愛用品、好んだ食べ物などを彼女自身の著作からの引用、周囲の人たちからの証言などによって写真と文章で見せる本。
それでも彼女の贅沢ぶりがどんなものかは知りたいし、私と同じ町で生まれ育ち、同じようにひとりで老いていった彼女の暮らしぶりにはとても興味があったので(私の祖母は近所の豆腐屋でよく茉莉さんを見かけたそうですが身なりにかまわない人だったようです)この本を選びました。第三者が書いているだけに淡々としていて、平静な気持ちで事実だけに目を向けて読めます。
紹介されている料理の中からあとで試してみたいものをメモ。
鴎外が好んだ牛肉とキャベツの煮物
キャベツを十文字にざっくりと四等分に切って、牛肉の塊肉と一緒に鍋に入れ、水を注いで火にかける。ことこと2~3時間じっくりと煮てゆく。途中水をたし、最後に塩、胡椒で味をつける。牛肉は少しいいものを用意すること。
馬鈴薯スープ
じゃがいもを茹でて適当につぶし、水、バター、塩、胡椒を入れ、良質のハムの大きめ角切り、玉ねぎのみじん切りなどを加えて少し煮込む。
森茉莉―贅沢貧乏暮らし
作者:神野 薫
出版社:阪急コミュニケーションズ
ISBN:9784484032245
前から『贅沢貧乏』は読んでみたいと思っていたのですが、図書館で最初のほうだけ読んでみたら「うわ、だめだわ、これ。私には合わない。友達になれないタイプ」と思ってしまいました。
暴走族なみの漢字当て字の羅列は時代背景を考えればまだ許せるとして、私、自分のことを自分の名前で呼ぶ人が超苦手。もちろん、ふだんからそうだったとは限らず、この本の中では客観的な主語として使っているのだろうとは思うのですが、それでも魔利にマリアとルビがついているのを読んでいると嫌気がさしてきます。それだけ個性が強いということで、好きな人はすごくのめりこむんじゃないかしら。というわけで挫折しました。
それでも彼女の贅沢ぶりがどんなものかは知りたいし、私と同じ町で生まれ育ち、同じようにひとりで老いていった彼女の暮らしぶりにはとても興味があったので(私の祖母は近所の豆腐屋でよく茉莉さんを見かけたそうですが身なりにかまわない人だったようです)この本を選びました。第三者が書いているだけに淡々としていて、平静な気持ちで事実だけに目を向けて読めます。
紹介されている料理の中からあとで試してみたいものをメモ。
鴎外が好んだ牛肉とキャベツの煮物
キャベツを十文字にざっくりと四等分に切って、牛肉の塊肉と一緒に鍋に入れ、水を注いで火にかける。ことこと2~3時間じっくりと煮てゆく。途中水をたし、最後に塩、胡椒で味をつける。牛肉は少しいいものを用意すること。
馬鈴薯スープ
じゃがいもを茹でて適当につぶし、水、バター、塩、胡椒を入れ、良質のハムの大きめ角切り、玉ねぎのみじん切りなどを加えて少し煮込む。
森茉莉―贅沢貧乏暮らし
作者:神野 薫
出版社:阪急コミュニケーションズ
ISBN:9784484032245
by timeturner
| 2011-05-23 20:36
| 和書
|
Comments(0)