2010年 07月 05日
バーナード・アンド・ドリス |
タバコで財をなした億万長者が亡くなり、全財産をひとり娘のドリスに遺した。ドリスは2度の結婚と離婚のあとは独身を通し、気ままに贅沢な暮らしを続けていたが、ある日、メロンが冷たすぎることを理由に執事を首にした。新しい執事として応募してきたバーナード・ラファティはアルコールの問題を抱えてはいたがドリスとうまが合い、家の中を一手に仕切るようになる・・・。
実在の人物ドリス・デュークとその執事をモデルにした話だそうで、最近のハリウッドは本当にオリジナルの脚本というのが生まれないんですかしらねえ。でもまあ、このドリスとバーナードの話は、まさに「事実は小説より奇なり」で、映画にしたくなる気持ちはわかります。そういえば前に読んだエルヴェ・ギベールの『召使と私』も似たような内容でしたっけ。昔から、というか昔のほうが召使の数が多かったからよけいに、こういうストーリー展開は多かったのかもしれません。
特典に出てきた写真で見ると本物のドリスは背が高くすらっとした美人でしたから余計に。ただし、本物のバーナードはかなりがっしりしたクルーカットの用心棒タイプで、レイフ・ファインズが演じたゲイで女装趣味のなよっとしたバーナードとは正反対のイメージでした。
それにしても、スーザン・サランドンはすごい。初めのほうの若々しい金髪美人から最後のほうの病みやつれた老婆まで、まったく不自然さを感じさせずに見せてしまうんですから。おまけに金持ちでわがままでシビアな、普通だったら嫌われて当然のドリスをどこか憎めない、というか好感を持てるキャラクターに見せてしまうのもすごい。
原題:Bernard and Doris(2006)
上映時間:103 分
製作国:アメリカ
監督:ボブ・バラバン
出演:スーザン・サランドン、レイフ・ファインズ、ジェームズ・レブホーン、モニーク・ガブリエラ・カーネン、Nick Rolfe、Kunnath P. Namboodiriほか。
実在の人物ドリス・デュークとその執事をモデルにした話だそうで、最近のハリウッドは本当にオリジナルの脚本というのが生まれないんですかしらねえ。でもまあ、このドリスとバーナードの話は、まさに「事実は小説より奇なり」で、映画にしたくなる気持ちはわかります。そういえば前に読んだエルヴェ・ギベールの『召使と私』も似たような内容でしたっけ。昔から、というか昔のほうが召使の数が多かったからよけいに、こういうストーリー展開は多かったのかもしれません。
特典に出てきた写真で見ると本物のドリスは背が高くすらっとした美人でしたから余計に。ただし、本物のバーナードはかなりがっしりしたクルーカットの用心棒タイプで、レイフ・ファインズが演じたゲイで女装趣味のなよっとしたバーナードとは正反対のイメージでした。
それにしても、スーザン・サランドンはすごい。初めのほうの若々しい金髪美人から最後のほうの病みやつれた老婆まで、まったく不自然さを感じさせずに見せてしまうんですから。おまけに金持ちでわがままでシビアな、普通だったら嫌われて当然のドリスをどこか憎めない、というか好感を持てるキャラクターに見せてしまうのもすごい。
原題:Bernard and Doris(2006)
上映時間:103 分
製作国:アメリカ
監督:ボブ・バラバン
出演:スーザン・サランドン、レイフ・ファインズ、ジェームズ・レブホーン、モニーク・ガブリエラ・カーネン、Nick Rolfe、Kunnath P. Namboodiriほか。
by timeturner
| 2010-07-05 15:53
| 映画
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