2010年 05月 19日
リリィ、はちみつ色の秘密 |
『The Secret Life of Bees』の映画化です。
特典のメイキングなどを見ると原作者のスー・モンク・キッドが制作にも関わってsuggestしたようで、うわあ、スタッフは大変だっただろうなあ、と思いました。みんな大人だから「スーが入ってくれて助かった」と言ってはいるけどね。撮影の過程で作者にしか答えられない疑問が頻出するタイプのものでない限り、原作者は映画制作には関わらず、映画は映画として独立した作品にしたほうがいいと思うんだけど、どうなんでしょう。まあ、素晴らしい原作をめちゃくちゃにしてしまう映画が多いから心配になる気持ちはわかるんですが・・・。
でもこの映画は大成功です。監督でもあるジーナ・プリンス=バイスウッドの脚本はやりすぎず不足もなく素晴らしいバランスだし、キャスティングもこれ以上ないくらいぴったりでした。横暴な父親役がポール・ベタニーだったのには最初驚きましたが、考えてみたらリリィの母親が一度は愛して結婚した男が粗暴なだけのゴリラ男だったら説得力ないですよね。妻に去られ、娘にも捨てられた理由が理解できない男の哀しみがよく出ていました。
なによりも素晴らしいのはピンクの家のインテリアだけでなく、1960年代アメリカ南部の夏。黒人女性たちの色とりどりの服や帽子、キッチンに並んだ鍋やグラス、陽光を浴びて輝く緑・・・。悲惨な話がたくさん出てくるのに心の中が冷たくならないのはこの背景のおかげですね。
ダコタ・ファニング、ものすごく上手なんだけど、若いうちからこんなに額に縦ジワ作ってたら、大人になったときとれなくなっちゃうだろうにと余計な心配をしてしまいました。全体の雰囲気がジョディ・フォスターに似ていますね。天才顔?
原題:The Secret Life of Bees(2008)
上映時間:110 分
製作国:アメリカ
監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド
出演:クイーン・ラティファ、ダコタ・ファニング、ジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズ、ソフィー・オコネドー、ポール・ベタニー、ヒラリー・バートン、ネイト・パーカー、トリスタン・ワイルズ、ションドレラ・エイヴリーほか。
特典のメイキングなどを見ると原作者のスー・モンク・キッドが制作にも関わってsuggestしたようで、うわあ、スタッフは大変だっただろうなあ、と思いました。みんな大人だから「スーが入ってくれて助かった」と言ってはいるけどね。撮影の過程で作者にしか答えられない疑問が頻出するタイプのものでない限り、原作者は映画制作には関わらず、映画は映画として独立した作品にしたほうがいいと思うんだけど、どうなんでしょう。まあ、素晴らしい原作をめちゃくちゃにしてしまう映画が多いから心配になる気持ちはわかるんですが・・・。
でもこの映画は大成功です。監督でもあるジーナ・プリンス=バイスウッドの脚本はやりすぎず不足もなく素晴らしいバランスだし、キャスティングもこれ以上ないくらいぴったりでした。横暴な父親役がポール・ベタニーだったのには最初驚きましたが、考えてみたらリリィの母親が一度は愛して結婚した男が粗暴なだけのゴリラ男だったら説得力ないですよね。妻に去られ、娘にも捨てられた理由が理解できない男の哀しみがよく出ていました。
なによりも素晴らしいのはピンクの家のインテリアだけでなく、1960年代アメリカ南部の夏。黒人女性たちの色とりどりの服や帽子、キッチンに並んだ鍋やグラス、陽光を浴びて輝く緑・・・。悲惨な話がたくさん出てくるのに心の中が冷たくならないのはこの背景のおかげですね。
ダコタ・ファニング、ものすごく上手なんだけど、若いうちからこんなに額に縦ジワ作ってたら、大人になったときとれなくなっちゃうだろうにと余計な心配をしてしまいました。全体の雰囲気がジョディ・フォスターに似ていますね。天才顔?
原題:The Secret Life of Bees(2008)
上映時間:110 分
製作国:アメリカ
監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド
出演:クイーン・ラティファ、ダコタ・ファニング、ジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズ、ソフィー・オコネドー、ポール・ベタニー、ヒラリー・バートン、ネイト・パーカー、トリスタン・ワイルズ、ションドレラ・エイヴリーほか。
by timeturner
| 2010-05-19 20:12
| 映画
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