2010年 05月 17日
私の秘密の花 |
アマンダ・グリスのペンネームでロマンス小説を書き、ベストセラー作家となったレオは正体を秘密にしていたが、夫のパコと別居状態になってからハッピーエンドの小説が書けなくなっている。なんとか書いたものは暗すぎて契約している出版社から断られ、親友の紹介で別の出版社の編集者アンヘルを訪ねるのだが・・・。
いつもと同様、女性から見た男の身勝手さ、母と娘の関係、友情などが描かれていますが、これはちょっと未消化というか、こじんまりしすぎてるかな。見ている間はそれなりに楽しめますが、ちょっとTVドラマっぽい。習作という感じです。
とはいえ、冒頭に出てくる脳死の患者の家族に臓器移植を納得させるプログラムは「オール・アバウト・マイ・マザー」に、レオが失意の中で書いた暗い小説の筋として紹介されるストーリーは「ボルベール <帰郷>」に、その後の作品にきちんと昇華させているのはさすが。
それにしてもアルモドバルはダンスが好きなのね。「トーク・トゥ・ハー」には本物のピナ・バウシュのパフォーマンスが出てきましたが、この作品ではマヌエラ・ヴァルガスのフラメンコがフィーチュアーされています。
原題:LA FLOR DE MI SECRETO(1995)
上映時間:108 分
製作国:スペイン/フランス
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:マリサ・パレデス、フアン・エチャノベ、ロッシ・デ・パルマ、チュス・ランプレアベ、ホアキン・コルテス、マヌエラ・ヴァルガス、イマノール・アリアス、カルメン・エリアスほか。
いつもと同様、女性から見た男の身勝手さ、母と娘の関係、友情などが描かれていますが、これはちょっと未消化というか、こじんまりしすぎてるかな。見ている間はそれなりに楽しめますが、ちょっとTVドラマっぽい。習作という感じです。
とはいえ、冒頭に出てくる脳死の患者の家族に臓器移植を納得させるプログラムは「オール・アバウト・マイ・マザー」に、レオが失意の中で書いた暗い小説の筋として紹介されるストーリーは「ボルベール <帰郷>」に、その後の作品にきちんと昇華させているのはさすが。
それにしてもアルモドバルはダンスが好きなのね。「トーク・トゥ・ハー」には本物のピナ・バウシュのパフォーマンスが出てきましたが、この作品ではマヌエラ・ヴァルガスのフラメンコがフィーチュアーされています。
原題:LA FLOR DE MI SECRETO(1995)
上映時間:108 分
製作国:スペイン/フランス
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:マリサ・パレデス、フアン・エチャノベ、ロッシ・デ・パルマ、チュス・ランプレアベ、ホアキン・コルテス、マヌエラ・ヴァルガス、イマノール・アリアス、カルメン・エリアスほか。
by timeturner
| 2010-05-17 18:08
| 映画
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