2010年 01月 19日
サリーおばさんとの一週間 |
両親がパリに旅行する寸前にベビーシッターが病気になり、いやがる父親を母親が説得して、サリーおばさんに3人の子供たちの面倒を見てもらうことになった。メリッサ、アマンダ、フランクは、突拍子のない服装・髪型の初めて会うおばさんにびっくりするが、彼女の語る故郷バンクーバー島での不思議な話にどんどん引き込まれていく。そして父親が小さかった頃何があったのかも・・・。
これまで一家とは交流のなかった女性がいきなり現れ、子供たちの心をあっという間につかんでしまう・・・ちょっとメリー・ポピンズのような雰囲気のお話です。サリーおばさんはメリー・ポピンズのように厳しいところはなく、一見甘やかしているように見えるのですが、実に巧みに子供たちを自分の思う方向に誘導するテクニックはポピンズさんより上かも。子供たちが嫌いなサヤインゲンを食べたくてたまらなくさせてしまうくだりでは大笑いしてしまいました。
サリーおばさんの話の中には変わったキャラクターがたくさん登場しますが、人間の手垢にまみれていない荒々しい自然が残るバンクーバー島でならあり得ると思えてしまう。最後の教訓はなくてもよかったような気もするけれど、小学校4・5年生~が対象だそうですのでまあ、ありかな。
原題:The Trolls
作者:ポリー・ホーヴァス
訳者:北條文緒
出版社:偕成社
ISBN:4037445700
これまで一家とは交流のなかった女性がいきなり現れ、子供たちの心をあっという間につかんでしまう・・・ちょっとメリー・ポピンズのような雰囲気のお話です。サリーおばさんはメリー・ポピンズのように厳しいところはなく、一見甘やかしているように見えるのですが、実に巧みに子供たちを自分の思う方向に誘導するテクニックはポピンズさんより上かも。子供たちが嫌いなサヤインゲンを食べたくてたまらなくさせてしまうくだりでは大笑いしてしまいました。
サリーおばさんの話の中には変わったキャラクターがたくさん登場しますが、人間の手垢にまみれていない荒々しい自然が残るバンクーバー島でならあり得ると思えてしまう。最後の教訓はなくてもよかったような気もするけれど、小学校4・5年生~が対象だそうですのでまあ、ありかな。
作者:ポリー・ホーヴァス
訳者:北條文緒
出版社:偕成社
ISBN:4037445700
by timeturner
| 2010-01-19 22:15
| 和書
|
Comments(0)