2009年 05月 18日
尾道坂道書店事件簿 |
尾道で始まり、現在では広島県内に20店舗を展開する書店チェーン啓文社に勤務する著者が綴る書店にまつわるさまざまな話題。さらには悪性リンパ腫のために下半身麻痺→リハビリ→職場復帰→リンパ腫再発、という病魔との何度にもわたる苛酷な闘いも描かれています。
全国展開の大手チェーンではなく地方書店ならではの苦労と楽しみ、活字離れの風潮が進む時代に本を売ることの苦労と、工夫が報われたときの喜びなどが現場を経験している人ならではの説得力で語られ、さらには色々な本からの興味深い引用もあるので本が好きな人、書店が好きな人には面白く読めます。
これを読んで「書店員」という仕事もしてみたかった、と思いました。子供の頃、本屋さんにお嫁に行きたいと思ったことはありますが、それは好きなだけ本が読めるからというだけで、こんなふうに創造的な仕事だとは思っていなかった。でも今の私には体力的に無理だなあ。
作者:児玉憲宗
出版社:本の雑誌社
ISBN:4860110900
全国展開の大手チェーンではなく地方書店ならではの苦労と楽しみ、活字離れの風潮が進む時代に本を売ることの苦労と、工夫が報われたときの喜びなどが現場を経験している人ならではの説得力で語られ、さらには色々な本からの興味深い引用もあるので本が好きな人、書店が好きな人には面白く読めます。
これを読んで「書店員」という仕事もしてみたかった、と思いました。子供の頃、本屋さんにお嫁に行きたいと思ったことはありますが、それは好きなだけ本が読めるからというだけで、こんなふうに創造的な仕事だとは思っていなかった。でも今の私には体力的に無理だなあ。
作者:児玉憲宗
出版社:本の雑誌社
ISBN:4860110900
by timeturner
| 2009-05-18 22:49
| 和書
|
Comments(0)