2005年 03月 14日
コースター(18) |
これがそうだったかどうかは忘れてしまったのですが、バンベルクの東一帯はフレンキッシュ・シュバイツ(フランケン地方のスイス)と呼ばれる地方で、ドイツ国民には保養地として有名な土地です。キャンプ場もあります。
で、ドイツ人の集まるところにはビールあり、ということで、ここには山の中の洞窟で醸造されるケラー・ビールなるものがあります。5月になるとこのケラー(洞窟)が開くので、周辺の街の人たちは車で訪れ、木の下に座ってビールを飲みながらのんびりと休日を過ごします。
手元にドイツ語で書かれたパンフレットがあるのですが、それによるとこの写真みたいな洞窟がたくさんあるらしい。冷蔵庫がなかった時代に山の中に深い洞窟を掘ってその中でビールを発酵させていたのだそうです。
そのほかにも近隣の村にはそれぞれに小さな個人醸造家がいて、軒先にそれを示す看板がぶら下がっています。車で訪れた観光客はその看板をみつけると車を止めて家の扉を叩き、ビールを売ってもらうのです。
バンベルクの北西にはフレンキッシュ・ビール博物館もあります。1979年に出来たばかり(?)ですが、建物そのものは1015年創立のベネディクト派修道院を利用したもので、とても雰囲気があります。中は昔から使われている道具が陳列されていてビール作りの歴史が説明されます。お隣にはビヤホールも併設されていて上記のケラービールを飲ませてくれます。炭酸ガスが少なく苦味の強いビールです。
by timeturner
| 2005-03-14 19:55
| 旅行
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